尿漏れに効果的な抗コリン薬の副作用

お薬

 

尿意を感じていないのにいきなりお漏らしをしてしまうことが度々ある。例えば

 

  • 水に手を触れたとき
  • トイレに行こうかと持ってドアを開けた瞬間に
  • 気づいたときには遅かった

 

このような経験がある方は、「切迫性尿失禁」が疑われます。これは過活動膀胱という膀胱の勝手な働きかけや、脳の指令や信号がうまく膀胱に伝わらないことで起こってしまいます。

 

この切迫性尿失禁に対する治療法には薬物を使った治療も効果的で特に「抗コリン薬」というものが一般的に使われます。ですが、サプリメントでもない、手術でもない、セルフケアでもない。

 

薬物と聞くと誰しも副作用について心配になるかと思います。そこで抗コリン薬の効果と副作用についてここでは、書いていきたいと思います。

 

抗コリン薬とはどんなお薬?|効果と副作用

抗コリン薬の役割を簡単に説明すると、「アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する」というものです。少し難しい専門的なお話ですが、このような現象を抗コリン作用と呼び、それを起こすお薬が抗コリン薬なのです。
抗コリン作用は、沢山の効果があります。

 

  • アレルギー症状の軽減
  • 胃腸の過活動による胃痛や腹痛の緩和
  • 乗り物酔いの抑制
  • パーキンソン病、精神病、うつ病の治療

 

他にも沢山の効果がありますが、脳や神経に作用するものだと言えます。尿漏れに対しての効果は、切迫性尿失禁による勝手な膀胱の働きを正常化させるという効果があります。
他にも身体的な作用もあります。ですが、今回は尿漏れに関するところだけをピックアップしていきたいと思います。

 

尿漏れに対する抗コリン薬の効果

先程も話した切迫性尿失禁の主な原因は、通常なら膀胱に溜められるはずの尿を我慢することができず、十分な量が溜まる前に急な尿意を感じたり、勝手に漏らしてしまうという症状です。膀胱やそれらを支える骨盤底筋などの筋肉が意識とは無関係に勝手に収縮してしまうため、漏れてしまいます。

 

抗コリン薬は、そのような症状に対し、膀胱やそれらを支える骨盤底筋の緊張した筋肉をほぐし尿漏れを改善に導いてくれます。そして先ほど出てきた意識とは無関係に収縮していた膀胱の動きを抑える働きもあります。

 

ですが、パーキンソン病・精神病・うつ病という難しい症状に対しても使用され効果を発揮している薬物なので副作用はとても気になりますよね?

 

尿漏れに対する抗コリン薬の副作用

初めに副作用についていくつか挙げていきます。

医師

 

  • 手の震え
  • 吐き気
  • 光がいつも以上に眩しく見える
  • 残尿感がますこともある
  • 口の渇き
  • 便秘
  • 悪心
  • 立ちくらみ
  • 食欲不振

 

これも一部です。抗コリン作用を利用したお薬のほとんどは、改善目的に沿うように作られているため、他の副作用も考えられるのです。そして全てが副作用として起こるものではありません。人によって個人差があり、このような症状の結果が報告されているとのことです。

 

ですが、いってみればどの薬にも副作用はあります。普段お使いの頭痛薬などにも副作用についてしっかり明記されてるかと思います。そして、特に抗コリン作用を含むお薬は、腹痛薬や下痢止め、酔い止めなどにも一般的に用いられているようです。ですからとても短な存在でもあります。

 

専門の医師にしか処方ができない難しいお薬というところもあるので上記で挙げた副作用は仕方ない部分かもしれません。

 

現在、より良い抗コリン薬について開発中とのことです。なので、気にしなくなる日も近いかもしれませんね。上記で話した副作用は、どれも一般的に説明書に記載のあるものばかりでした。なので、医師の指示もしくは説明書の指示を守り過剰摂取をしなければ副作用はめったに起きないと言えます。

 

ですが、続いて話す認知症のリスクについては注意が必要かもしれません。

 

抗コリン薬で知っておきたい認知症のリスク

現代の世の中で、抗コリン薬や抗コリン作用を含む薬が身近になってきています。それは、みなさんもよく使うであろう風邪薬や花粉症の時の鼻炎薬、胃腸薬などの一部の薬に含まれています。これらの薬に含まれる抗コリン作用は、先ほど話した副作用の他に、認知症のリスクを高めるという報告もあるのです。

 

上記で話したアセチルコリンが、神経伝達物質の一種であること、そしてそれらを抑えてしまう作用があること。これが今まで話した抗コリン作用そのものでした。
ですが、それにより一時的な記憶力の低下や1〜3年以上の常用で認知症のリスクを高めてしまうという研究発表もされているそうです。

 

先ほど、過剰摂取が副作用を引き起こすという話をしましたが、実は認知症のリスクも過剰摂取によって高まってしまいます。もし可能であれば、アナタが普段お使いのお薬、例えば下痢止めや頭痛薬、便秘薬等の成分や説明書を確認することも良いかと思います。そして常用していないか確かめてみるのも認知症のリスクを減らすきっかけになると思います。

 

切迫性尿失禁はセルフケアも効果的

我慢

 

抗コリンに関する話はどれも神経や、伝達に作用するものでした。

 

勿論効果にある膀胱の筋肉を和らげる効果も同じ仕組みになっています。

 

ですが、切迫性尿失禁の特徴は、無意識に起こり自分の脳でコントロールが効かなくなってしまった症状です。なので、セルフケアで膀胱への伝達をトレーニングすることによって改善できることもあります。そのやり方とは、

 

それは、我慢です。毎回毎回無意識に尿漏れを起こし、自分の力ではどうにもならないときには、薬が必要になります。ですが、毎回ではない場合、もしくは強い尿意をいきなり感じる場合は、セルフケアに挑戦してみるのもいいかと思います。

 

まず我慢の前に、自分の排尿習慣をしっかり知りましょう。排尿日記を付けだいたいどのくらいの時間に起こるのかを知ります。その後、トイレに行く時間になったとき五分我慢します。もし、五分も我慢できないようなら、できる限り我慢してみます。

 

※勿論、無理だと感じたら直ぐにトイレに行ってください。

 

五分我慢をできるようになったら次は十分というように少しずつ増やして行きます。最長で1〜2時間を目標にすると良いでしょう。
よく我慢すると膀胱炎になるといいます。それが心配な方も多いでしょう。ですが、我慢をしないのも癖になったり切迫性尿失禁の原因になります。そして3時間以上の我慢はよくありません。そこまで我慢したら膀胱炎のリスクがあると考えても良いでしょう。

 

もしできるなら、抗コリン薬を使わない改善方法をおすすめします。勿論人によっては必要な場合もあり、とても怖い危険な薬というわけではありません。医師の話をよく聞いていれば問題がないからです。ですが、少なくともリスクがあるかないかでは気持ちに大きな違いが表れるかと思います。なので、セルフケアができるようならぜひ試してみてください。

 

そして最後に、薬の他にも、電気治療や手術等もあります。薬のように神経を抑えるのではなく刺激して活性化させる治療法です。排尿をのコントロールをより早く正常に戻すための治療法なのでセルフケアの両立になり、電気治療だけでは完治というのは難しいそうです。

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